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漫画制作日記
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いじめを行ったり、他人が不幸になったりするのを見て喜ぶ人というのは、
単に脳の病気だということがわかった。善良な人々を攻撃して被害者が苦しむのを
見たりすると、脳の内部で快楽物質、ドーパミンなど脳内麻薬が出る人々がいるのが現実だ。
こういう人々は早急な隔離と治療が必要だ。少し前まではロボトミー手術など外科的な
治療が多かったが、現在は薬でかなり治すことができる。
近代まで病気は人々を恐れさせたが、今最も隔離治療が必要なのは攻撃型行為障害の患者だろう。
もはや倫理や哲学など、善悪を議論する必要はない。
純粋に科学・医学的に病気として対応するだけの事だとわかった。
実は私は小学校の頃から、少し前までこういう人がよく現れて困っていたのだ。
すぐに罵声を浴びせる、殴る蹴る、物を投げつける、無視する、嫌味を言う、あら探しをする。
車に傷をつける、ボコボコにへこます、パンクさせられる、無言電話を繰り返す。
だがしかし、本日今までの疑問がすっかり解決した。

(ナショナルジオグラフィック ニュースより転載)

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=8967503&expand

人の災難を喜ぶいじめっ子の脳

John Roach
for National Geographic News
November 7, 2008

 脳のfMRIスキャンを使用した最新の研究によると、すぐにけんかを始める、
うそをつく、物を壊してはしゃぐ、そんないじめっ子の脳には、
他人の苦しみを見ると喜びを感じる回路が備わっているかもしれないという。
今回の最新研究は、「Biological Psychology」誌の最新号に掲載される。

 研究チームの一員でシカゴ大学の心理学者ベンジャミン・レイヒー氏は、
「この発見は予想外だった」と話す。研究チームでは、
いじめっ子は他人の苦痛を目撃したときに
なんの反応も見せないだろうと予想していた。
なぜなら、彼らは冷酷で、感情を高ぶらせることがないために、
例えば良心の呵責(かしゃく)を感じることなく
おやつ代を盗むことができると考えていたからだ。

レイヒー氏は、「人が他人の苦痛を目にすると、
自身が苦痛を経験したときと同じ脳内領域が光ることは
これまでの研究で判明していた。感情移入を示す反応だ」と話す。
今回の最新研究では、いじめっ子の脳の場合、
該当領域がさらに活発に活動を行っていることが判明した。

 しかし、いじめっ子が示す感情移入反応は、
扁桃体(へんとうたい)と腹側線条体(ふくそくせんじょうたい)の活動によって
ゆがめられたものだと思われる。
扁桃体や腹側線条体は脳内領域の中で
報酬や喜びに関係すると考えられている部位である。
「つまり、いじめっ子は人の苦痛を見るのが好きだと考えられる。
この考えが正しい場合、彼らは弱い者いじめをして他人を攻撃するたびに心理的な報酬を受け取り、反応の強化が進んでいることになる」とレイヒー氏は話す。

 今回の最新研究では、うそや窃盗、公共物破損、
弱い者いじめといった経歴を持つ16~18歳の少年8人の脳活動を検査した。
8人の少年は臨床分野で攻撃型行為障害(aggressive conduct disorder)と
呼ばれる症状を持っており、そのような経歴を持たない同年代の
少年グループとの比較を通じて調査が行われた。

 検査では、苦痛の状況を描く短いビデオ映像数本を
いじめっ子グループに見せた。映像には、つま先に金づちが落ちるシーンなど
不慮の事故を描くものと、
ピアノの演奏中にふたを閉め演奏者の指を挟むシーンなど
意図的な行為を描くものが含まれていた。

 脳のfMRIスキャンを行った結果、喜びに関係する脳内領域と、
苦痛に関係する脳内領域の活動が判明し、
さらに、感情の統制に関係する脳内のある部位が、
いじめっ子の脳では活動していないことが明らかになった。
言い換えると、いじめっ子は、例えば昼食の列に
並んでいるときに子どもが誤ってぶつかってきた場合などに、
自分を抑制するメカニズムを欠いていることになる。

「自己制御を欠いている点を処置する、あるいは埋め合わせる治療法を
開発する必要があるだろう。いじめっ子が自己制御を欠いているのは
事実だと考えているし、他人を傷付けるたびに心理的な報酬を受け取り、
反応の強化が進む可能性がある」とレイヒー氏は語る。

 クレムゾン大学家族・近隣生活研究所でオルヴェウスいじめ防止プログラムを
担当するマレーネ・スナイダー氏は次のように話す。
「今回のテーマについて脳撮像による科学的調査で次第にさまざまなことが
発見されるのは驚くことではない。脳がどのように機能しているのか、
その解明は始まったばかりなのだ。
脳の仕組みの理解が進めば、有意義な関与方法を見いだすことができるようになるだろう」。

(転載ここまで)

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