新聞社の全国世論調査

新聞社の全国世論調査によれば、「経済的に豊かだが格差が大きい国」と「豊かさはさほどでないが格差の小さい国」のどちらを目指すかでは「格差が小さい国」７３％が「豊かな国」１７％を圧倒。 という記事があった。もちろん、 今後の日本の進み方については「一生懸命がんばって経済的豊かさを向上させていく」が５１％、「ほどほどのがんばりで、ある程度の豊かさを得られればよい」が４３％と見方が分かれた。 とあり、豊かさへの願いも当然持っている。バランスを重んじるユダヤ的な考え方からすればこれは自然な考え方で、どちらかに偏るのは危険だと思う。 でも、今の日本は「経済的に豊かだが格差が大きい国」になってしまったように思う。しかも格差が固定化されて子孫代々まで続いていく、カーストのような社会になっているような気がする。これでは未来を担う人々に希望が持てるはずがない。生まれてある程度たったら、自分の将来が見えてきて、その範囲で人生設計をしていくしかない。 その一方で、こういう社会を歓迎している人たちは、「君たちも頑張って我々のようになればよい。」と言っている。 はたしてそうだろうか？競争社会で全員が勝者になれるだろうか。 自分としては、誰かが富を得る力も天から与えられたものだと思う。それは他の誰かを助け、共に生きることで世界を美しい作品にしていくためだと思う。