忍者ブログ
漫画制作日記
[5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

アドナイ(主)は「モシェー、モシェー」と呼びかけた。

モーセは若い頃、エジプトのエリートだった。
知能、体力全てに自信があったはずだ。
自国の民の苦しみを見て、何とかしたいと思っていた。
しかし、自分の民族の仲間が争っているのを止めようとして、
力余って一人を打ち殺してしまう。
彼が正しいと思ってやったことが、結局はただの殺戮に終わり、
次の日も同じような事件を仲裁しようとして、自分の行動が認められていないことを知る。
彼は王から逃れ、長い間、羊飼いとなり荒野で過ごす。

ある日、突然何もかも忘れていた男に、神の命令が下る。

「今、行け。わたしはあなたをパロのもとに遣わそう。
わたしの民イスラエル人をエジプトから連れ出せ。」

彼は以前のような自信はなく、それを辞退する。

モーセは神に申し上げた。
「私はいったい何者なのでしょう。
パロのもとに行ってイスラエル人をエジプトから
連れ出さなければならないとは。」

つまり神は人間が自分の力を信じている間は、
働かれない、という事を物語っている。
自分が取るに足りない、つまらない者であるととことん思った時に、
神は訪れて、働きかけるという事らしいのだ。

PR

ヘブライ語は動詞が一番初めに来る事が多い。
たとえば、「ヤコブは言った。」なら
「ワ(ヴァに近い)イ ヨーメル ヤアコーブ」
「言った ヤコブ」 となる。

他の言語は「誰が」が最初に来るのが普通だ。
これはもしかするとものすごく重大な事だ。
自分は日本語で考えて、まず最初に「誰が」
次に「何をした」と話すが、
ヘブライ語では「何をした」が一番重要なのではないのか?

つまり、行動が個々の人間の内面よりも重要だということではないのか?

というふうに思ったのだ。

よく言われる、「行動に移すユダヤ人、引っ込み思案な日本人。」というのは
考え方、使う言葉も全く逆だからなのではないか?

今まで観た作品で「この人は天才だ!」と思った作家の作品を挙げてみよう。
「赤い蔓草」ドイツの詩人リルケの世界を画像化した作家は他には知らない。
この作者は活動期間が数年間で、残した作品は少ないがどれも珠玉だ。
当時の商業誌で一流の作家の人でもその才能では及ばないと言っていた人がいた。

最近では「パヴェル・セコニカ」氏。活動を休止しているようだが、
天才だ。背景はそれが絵画となっていて、とにかく美しく、
対照的にギャグがめちゃくちゃ面白いセンスなのだ。
そのネーム(セリフ)にはときどき暗号のように文学作家の名前だとかもじっていて、
大笑いしてしまうこともある。
サイトを消してしまったが、今はどうしているのだろう。

膨大な作品があって自由に読めるWeb漫画ランキングサイト「新都社」にはすごい才能を持ったまま、世間では知られていない作者がたくさんいる。
以前そこで人気だった作者が最近ランキングサイトに登場してあっと言う間にトップに登った。
しかし、「新都社」を探せば、隠れた天才がたくさんいるのは確かだ。
残念な事に、ものすごく面白いのに、きっと一般の商業誌では掲載できないような作品もあって、
アンダーグラウンドな天才としてごく一部のファンだけに読まれていくのだろう。

日本人は本当にすごいと思う。あきれるほどの才能の無駄遣いをするが、
これこそが世界に誇れる文化なのだ。
戦争もしない。強い主張もしない。ひたすらオタク文化を作り出す。


 

Talmud, Yebamot 63b

「明日の事を心配してはならない。今日、何が起こるのかわからないのだから。」

ユダヤ教の教えは生きる勇気を与えてくれる。
tehillimを読む。
神の存在を感じる。
これを書いた作者もきっと現実の中で悩み、
究極的に神のみが人間の生きる理由だとわかったのだろう。
頭で考えても神の存在を感じることはできない。
人生は神から与えられた訓練だ。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
[05/20 バニヤン]
[05/20 先]
[04/03 バニヤン]
[04/03 ちばゆうき]
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
趣味:
漫画を描く事
自己紹介:
ポリシーは自分の頭で考える事。
既存の考え方、哲学に頼りかからない。
ネットで情報を収集するのが日課。
知らなかった新しい知識を得るのは新鮮な
楽しみ。
バーコード
ブログ内検索
カウンター
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]