常識は変わる

脳細胞は可塑性がある。以前は脳細胞は死滅すれば減るだけで、
元に戻ることはないというのが常識だった。
だが、現在では脳細胞も復活する事が証明されている。
全ての細胞が元に戻るわけではないが、
学習によって増えるという事も分かっている。
グリアやアストロサイトだけでなく、ニューロンも増えるという。

その一方で黒質は可逆性はないという。
ドーパミンについて調べていたら、このようなサイトがあった。
不足するとパーキンソン病の原因となる。
ＭＰＴＰという知らない物質について書いてあった。

（以下引用）

東京都健康長寿医療センター研究所

脳内物質ドーパミンのはたらき

「このＭＰＴＰはヒトやサルなどの霊長類できわめて感受性が高く、
高齢になるほど高度で不可逆的な障害を引き起こします。
人工産物であるＭＰＴＰが
ほぼ完璧なパーキンソン病を作り出すことがわかったため、
パーキンソン病の原因となる物質が私たちの環境にあって、
知らず知らずのうちに摂取していることが
パーキンソン病の原因なのではないかと考えられるようになりました。」

 

人間は自動的に連想する

何かを見、聞いて
連想する。

その時に
イメージ、記憶、考え、感情が浮かぶ。

思考も。それは自分の意志で
考えているのではない。
勝手に湧いてくるのだ。

私の漫画も何かの作用を及ばす。
それを見た時に浮かぶもの。
何が沸き起こって来るだろうか。

街へ出て、
人々を観察する。
自分も含め、自由意志はない。
見て、何かの印象を受け、
思考や感情の作用が起こる。

グルジェフの言葉に「人間は自動機械だ。」

 

自由でないのに、
自由であると考えている人間ほど
奴隷になっている。

―― ゲーテ

神の目的とはなにか

人間に自由意志はないと、
科学者と哲学者は言う。

それとは対照的に、
絶対的な指導者を崇拝する
宗教の信者は、自分たちは
自分の意志で指導者に従っていると言う。

形式を持った宗教には
興味はないが、
心理学、神経科学的には、
マインドコントロールはどのように
働くのかを見て、
人間には自由意志がないのを
確かめることの助けにはなると思う。

もはや
自由意志があるかないか
ではなく、
神の目的とはなにか、
それを理解できるようになる事だ。

 

神を畏れ、その命令を守れ。

torahと預言者と諸書は
究極のリカバリーツールだ。
PCの調子が重くなった時には、
システムの復元ツールを使って元に戻すが、
人間も同じだ。

人間は神という偉大なプログラマーによって
造られた、精巧なロボットであり、
不具合もおきるが、神は復元ツールも
ちゃんと作っている。

本来の動作が出来ないときや、重くなった時には
このツールを使えば、出荷時のように真新しい状態に
戻る。

自由意志は存在しない、という証拠は科学者たちによって
積み重ねられているという。

『まだ科学で解けない13の謎』マイケル・ブルックス

もっと面白いのは自由意志どころか
意志すら存在しないかもしれない、という可能性だ。

自由意志はないと主張する研究者たちでさえ、
自由意志はあるとしたほうが、社会にとっては良いと言う。
イーグルマンは法と個人の責任の観点から、
その問題を取り上げている。

（ITスペシャリストの語る芸術から引用）

親鸞は弟子の唯円に、
「これから私の言うことを信じるか？」と尋ね、
唯円は「はい、信じます」と答える。
親鸞はなおも重ねて唯円に「本当か？」と尋ねると、
唯円は「必ず」と誓う。
すると、親鸞は「人を百人殺せ」と唯円に命じた。
だが、唯円は「私の器量では一人も殺せそうにありません」と言う。

親鸞は、「分かったであろう。人は、自分の思うままに、
善いことも悪いことも出来ないのだ」と諭した。

造園の仕事で私の頭を拳で殴った男は、
いつも自分の衝動を抑えられないことを嘆いていた。
善を行うよう造られた者は悪を行おうと思ってもできず、
悪を行うよう造られた者は善を行おうと思ってもできない。
自分の望みとは勝手に行動してしまう。
文明の発達していない土地であっても、人々は助け合い、
獲物を平等に分けあって暮らしていたりするが、
文明の発達した世界では逆に一部の人々が大半の物を
所有し、大勢の人々が貧しいままという状態が続く。

ほぼ日刊イトイ新聞によれば、
親鸞の教えは誤解されるような内容で、
教えを間違って解釈し弟子たちが勝手なことをやりはじめたので、
唯円が『歎異抄』を書いたらしい。
その『歎異抄』も、長いこと
禁書になってしまったらしい。
悪いことをしても救われる、と書いてあるので、
それを名目に悪事を働く輩がでてきたらしい。

「神を畏れ、その命令を守れ。
これが人間にとって全てである。」

 

神が決めて事を行う、それに従うのみだ

ここ数日感情が希薄だ。
昔。肉体労働者だった時に受けた仕打ちの数々も、
誰か別の人に起こったように思えてくる。
かつてはいろいろ願った事もあったが、
今では神が決めたことを行う事を願う。
神と言っても人間の考えた擬人化の神ではない。
あらゆるものを超えた、理解不能の存在だ。
世界は不条理に満ちていて、善を行う者がその善ゆえに
不遇の道を辿りついには滅んでしまう事もあるが、
その一方で悪を行う者が、
繁栄と長寿を楽しんでいる場合もある。

ヨブ記にも書いてある。

それがこの頃は
そういう不条理にも憤りを感じなくなってきた。

20年以上、受け続けてきた、謎の嫌がらせも
気にならなくなった。
この世界には見に見ることのできない、人間を超えた力の
存在があり、決まったタイミングと時で想像も出来ない事を起こす。

人間には限界があり、現在から予測出来る範囲以外は
未来の出来事を知ることは出来ない。
特に何年何月に何が起きるなどという話は
妄想の類であり、逆に言えば、それは絶対と言っていいほど
起きない。今までもそうだったし、これからもそうだろう。
大勢の人々が考えている事は起きない。

冬の日に頭から真っ逆さまに転んで、頭を打った時に
自分は生きることなないと思ったが、
今も生かされている。
神の意志でなければ何事も起こらない。

今日という日もそうだ。

神が起こした事を受容して一日を生きようと思う。