自分のすべてを受け入れるのだ。
何もかもを。自分は自分。
そこに始まり、そこに終わる。
自分を責めたり、悔いたりする必要など、どこにあるのだ。
ラビ・ガマリエルはサンヘドリンの指導者であった。
「ラバン・ガマリエル・ハッザーケーン」と呼ばれ、
「ユダヤ教の長い歴史においても、数人しかいない」
ほどの人物であったらしい。
パウロの裁判の時、冷静で客観的な判断を下したエピソードだ。
「イスラエルの諸君、あの人たちをどう扱うか、よく気をつけるがよい。
先ごろ、チゥダが起って、
自分を何か偉い者のように言いふらしたため、
彼に従った男の数が、四百人ほどもあったが、
結局、彼は殺されてしまい、従った者もみな四散して、
全く跡方もなくなっている。
そののち、人口調査の時に、ガリラヤ人(びと)ユダが民衆を率いて反乱を起したが
、この人も滅び、従った者もみな散らされてしまった。
そこで、この際、諸君に申し上げる。
あの人たちから手を引いて、そのなすままにしておきなさい。
その企てや、しわざが、人間から出たものなら、自滅するだろう。
しかし、もし神から出たものなら、あの人たちを滅ぼすことはできまい。
まかり違えば、諸君は神を敵にまわすことになるかも知れない」
ガマリエルの名前は「神の報い」という意味らしい。
Hadassahの物語も、結局悪は自滅するが、
スピルバーグのデビュー作も執拗に追いかけて来る悪意のトレーラーも
最後は自滅している。
自分で解決が困難な事柄は神に委ねるのが一番いい。
以前はそれがわからなかったが、最近はいろいろと出来事を見ていてそれがわかった。
半年前に「もうじき価値観が変わる時が来る」と
書いたが、良い出来事が徐々に現れてきている。
人々が善意の行いをする事で、心の充足感を感じ、
生きる意味を見出すようになる。
人間は自分のためだけに生きて結局は幸福にはなれない。
自分の言動によって他の誰かが幸福になってはじめて
心の底から幸福になれると思う。
共に幸福を目指す社会、それがこれからの本当の先進国だと考える。
紙袋を受け取るシスターの園長先生。
ランドセルを手渡して走り去っていくタイガーマスク。
まるで映画をみているようだ。
ニュースをみている自分まで幸せにしてくれた。
かつてはこういうヒーローに憧れた。
実際にこういう人々がいると思うと世の中が明るく見えてくるから不思議だ。
今年は日本でも何か良いことが起きるかもしれない。
期待しよう。
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既存の考え方、哲学に頼りかからない。
ネットで情報を収集するのが日課。
知らなかった新しい知識を得るのは新鮮な
楽しみ。